千駄ヶ谷で対症療法と根本治療を組み合せてストレスの原因をも改善する新次元の整体院

整体 マジカルエイド(鍼灸ゴトウ治療院)


この10年のベストワン書籍

では、その当のニーチェの哲学史上無比にして並ぶもののない傑作、『ツァラストラ』の最終部、第四部が何冊配布されたかご存知か。出版社に見捨てられて、自費出版で四〇部刷って、七部だけ知人に贈ったのです。世界でたった七部ですよ。では、ニーチェは敗北したか。負けたのか。そんな訳はない。そんなことは認められない。彼は二六歳で病気になって大学をやめ、ワグナー一派から中傷され、本を出しても全然売れず知られず認められず報われず、そしてついに発狂し、精神病院で長く幽閉されたまま死んだ。自分の名声の高まりも知る事なく。これが敗北でしょうか。何もならなかったのか。全ては無駄だったのか。そんなことは無い。ありえない。これが、ニーチェ自身が言う「未来の文献学」ということです。彼はこういう意味のことを言っている。いつかこの世界に変革をもたらす人間がやって来るだろう。その人間にも迷いの夜があろう。その夜に、ふと開いた本の一行の微かな助けによって、変革が可能になるかもしれない。その一夜の、その一冊の、その一行で、革命が可能になるかもしれない。ならば、われわれがやっていることは無意味ではないのだ。絶対に無意味ではない。その極小の、しかもゼロには絶対にならない可能性に賭け続けること。それがわれわれ文献学者の誇りであり、戦いである、と。


「切りとれ、あの祈る手を」 佐々木中 河出書房新社 205〜206ページ
 

この書籍が発刊されたのは2010年。私の手元にあるのは第2刷。哲学・思想の分野の新刊書が「重版出来(じゅうはんしゅったい)」になったというので当時話題になっていました。絶賛する声が多かったので買ってみた。
これが大正解。この10年の中で私が読んだ書籍の中で一番です。
もう、何度も何度も読んでます。
なぜか、この本を読むと力が湧いてくる。
毎日、毎日、いろんなことがあって、ネガティブな思いや、失敗や、病や、痛みや、悲しみがやってくるんですが、そういう時にこの書籍は力を与えてくれます。
何がテーマかというと、「革命には暴力が必然なのではなく、テキストのよみかえ、書き換えが必然なのだ」ということ。
だから、これを読むにはある程度の知識が入ります。ですが、高校「世界史」が頭に入っていれば十分です。
でも、このテーマなんかどうでもよくて、この著者の語り口、論の進め方、リズムが体にしみてくるんですよ。
「さぁ、やるぞ」って気になってくる。
傑作です。

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